A DICTIONARY OF FREERIDING SNOWBOARD
       フリーライディングスノーボード用語辞典


アイスバーン(Aisbahn) 
雪が溶けて踏み固められたのち、氷結して氷のように硬くなったところ。
アンギュレーション(Anglation) 
外向傾、くの字姿勢のこと


ウィンドリップ(Wind−lip) 
雪庇のこと、風下側に突き出した雪の吹き溜まり部分。崩れ落ちて雪崩の原因になることがある。


エクストリーム(Extreme) 
「極限」。急峻な岩場や崖など、より困難な斜面に挑む滑りのことをいう。有名なのはアラスカで行われる「キング・オブ・ザ・ヒル」で、エクストリーム競技の最高峰といわれている。
エッジング(Edging)
 雪面にエッジを立てること。雪面に対して積極的に働きをする意味もある。


オーリー(Ollie) 
前足を浮かせて、テールを蹴り、後ろから跳ね上がることによって飛び上がること。スケートボードの技。
オフピステ(Off−piste) 
自然のままの斜面、フィールドのこと。スキー場で定められたコースやゲレンデ外の雪斜面のことをいう。バックカントリーなどで滑る斜面もこれにあたる。


カービング(Carving) 
ボードのズレを最小限に抑えてターンをする技術のこと。ボードのサイドカーブとたわみを利用して、雪面に食い込むようにエッジングしてターンをする。
加圧 
ボードに雪面に押しつけられている状態にすること。積極的な荷重動作によって行う。
外傾 
ターン中にターンの外側に上体を傾けること。バランスをとるために、上体をターン外側に傾ける運動のことである。
外向傾 
ターン中に発生する身体とボードのずれに対して、バランスを保つ姿勢のことである。くの字姿勢とも呼ばれる。
荷重 
滑走中のライダーが、ボードに対して自分の力を働きかけること。荷重・角づけ・回旋は必要な運動の3要素。

カント 
ボードの水平面に対してボード方向(ノーズとテールの方向)への角度のこと。足首の動きが少ないハードブーツの場合、リフトとともにこれを調節すると、前後姿勢がとりやすくなり、基本姿勢も保ちやすくなる。また、ハードブーツを履いたとき、ブーツのソールがフラットになる(パワーロスを防ぐ)ように角度を補正することも「カント調整」という。


キャンバー(Camber) 
ボードを平らな床に置いたとき、中央部分にできる床との隙間のこと。直進安定性を確保するため。
ギルランデ(Girlande)
 斜面を斜めに連続小回りをして、蛇行しながら滑ることで、フォールラインを超えることはない。そのためスピードが出にくく、初心者から上級者まで、おもにリズム感を養う練習種目として用いられる。


グーフィー(Goofy) 
グーフィーフット、グーフィースタンスの省略。基本姿勢で右足を前足にするライディングスタイルのこと。く
クラスト(Crust) 
表面だけ硬くて氷結した雪質のことで、その下(内部)は軟らかい。その中でも、強風をともなった降雪のために風上側に発達した着雪ができる場合を「ウィンドクラスト」日照りで表面が解け、再凍結したものを「サンクラスト」という。
クリフジャンプ(Cliff jump)
 クリフは崖や絶壁のことで、そのてっぺんから下の新雪斜面に飛び降りる遊びをこう呼ぶ。ジャンプの中でトリックを行う場合がある。
グルーミング(Grooming)
 圧雪車を使って、雪の手入れをする。もしくは斜面を平らにならすこと。「圧雪する」「ピステンをかける」などともいう。

クレバス(Crevasse)
氷河の斜面にできる割れ目、裂け穴のこと。数10メートルという深さのものがあり、その穴に落ちたら、まず助からない。上部が雪でおおわれて、割れ目が見えなくなったものを「ヒドンクレバス」という。
クロスオーバー(Cross over)
エッジを切り替えるとき、スノーボードをライダーの重心の位置が入れ換わることをいう。ターンの内側にあった重心が、切り替えの時にボードの真上を通過して次のターンの内側に入ること。


コーンスノー
(Com snow)
 一般的に言われるざらめ雪のこと。雪質自体は小さな氷の粒で構成されている。スプリングスノーとも呼ばれ、春の典型的なコンディションと言えるだろう。


サイドカット
(Sidecut) ボードを真上から見たときの、トップからテールまでのサイドラインの形状。通常、センター部あたりで細くなるようにくびれているが、その度合いによって、ボードの回転性能やターン弧の特性が大きく変わってくる。ただしその性能は、フレックスやトーションなどの他の特性にも左右される。サイドカーブは同じ意味。
サイドカットラジアス(Sidecu radius)
ボードのサイドカーブの半径のこと。ボードの回しやすさのひとつの目安となっている。たとえばこの半径が小さいほうが、小回りがしやすいと言われている。


シュート
(Shoot)
岩場などに挟まれた溝状の急斜面のこと。
スウィング&グライド(Swing&gride)
ターン前半でボードを一気に振って方向を決め、直線的なラインどりで後半ボードを走らせるというテクニック。抜重して体軸を谷の進行方向に移動して先行動作を行って、切り替えし(抜重とスウィング)の時間を短く、ボードを走らせる時間を長くとる運動である。オーストラリアのスキーヤー、ペーター・プロティンガーが1985年に発表した理論。


ステアリング
(Steering)
もともと「舵取り」の意味だが、ターンの途中に、ターン弧を急激に変える技術のこと指す。予定していた回転弧を意識的に、より角度のある回転弧に変化させる。また、舵とりのしやすさなど、そのボードが持つ回転性能を全般的にこう呼ぶこともある。
スプレー(Spray)
ターンの最中や、停止時などに舞い上がる雪しぶき、雪煙のこと。
スライド(Sliding)
ボードが雪面をズレるさまで、舵取りの質を現す。ボードが雪を外側に押しどけながら、幅の広いトラックを刻む舵取り。ズレ幅が大きいので制動が利き、ボードをコントロールしやすい技術といえる。ズレ、ドリフトと同意。
スラッシュ(Slash)
ある地点で故意にボードをスライドさせるテクニックのこと。サーフィンから取り入れた遊びで、おもに壁のリップ部分でテールをスライドさせように行う。


先行動作
(Anticipation)
ターンを始める準備として、上体を積極的に回転する方向に向け、先に回しこむ動作のこと。これでターン導入のキッカケをつかむ。


谷まわり

ターンで、エッジの切りかえからボードがフォールラインを向くまでの部分をいう。ターンの前半。谷まわりと山まわりを合わせて、ひとつのターンが成り立っている


トラック
(Track)
雪面上に残る、滑走した跡のこと。まだ誰も滑ってない斜面を滑って「ファーストトラックを刻む」などという。スキーでいうところのシュプールである
トラバース(Traversing)
斜面を横切ること。このとき、フォールラインに対して斜めに、あるいはなるべく現時点の高度を保っての横移動となる
ドリフト(Drift)
スライドと同じ


内傾

ターン中に、脚部、、あるいは上体をターン内側は傾けること、またはその状態をいう。ターンの際は、脚部の傾き(内傾)に対して、逆に上体を傾けて(外傾)バランスをとるが、脚部以上に上体を内側に傾けてしまうような状態そう呼ぶ。初心者によくみられる滑走姿勢だが、これはエッジの利きが甘くなり、とても不安定のもの。これが癖になると上達のうえでひとつの壁になるので、早めに矯正しよう。
内倒
ターン中に、ターンの内側に身体(体軸)を倒すこと、またはその姿勢をいう。これは、ターンの遠心力など身体にかかる力に耐えるようにとる姿勢だが、上体の外傾が足りないとエッジが抜けるなど不安定な体勢になってしまう。これを極端に行うのがビッテリーターンになる。
ナチュラルパイプ(Natural-pipe)
滑走斜面自体がハーフパイプのように半円形になっている場所のことで、自然にできあがったもの。人工のハーフパイプと違って、プラットフォームがある状況はほとんどない
ナチュラルリップ(Natural-lip)
人が手を加えずしてでき自然のリップ


ハードパック
(Hardpack)
雪面が圧雪車などで踏み固められて、硬くしまった状態を表す。つるつるに凍った状態ではない
パウダー(Poeder)
パウダースノー、もしくはパウダーライディングの省略。パウダースノーは、軽さや乾き加減などが感じられる雪のことで、降り積もったばかりの新しい雪もそう呼ばれる。パウダーライディングは、雪質がパウダースノーの状況下で滑走することで、スノーボードの原点はここにあるとも言われる。
抜重
ボードに与えていた荷重を弱める、または瞬間的になくすこと。以下の3とおりの方法がある。
立ち上がり
斜面に対して垂直に立ち上がり、脚を伸ばしてボードにかかっている圧力を軽減させる。このときに切りかえを行い、足を曲げる動作でボードに圧力をかけ、舵取りを行う。
抱え込み
膝を抱え込むようにして脚を曲げて荷重を弱め、切り替えを行い、脚を伸ばす動作で舵取りを行う。重心が安定して移動するので、高速ターンやコブ斜面、パウダーなどで行われることが多い
プレス系
これは抜重の方法というよりも、ターン一連の動きのこと。ボードが雪面に対して、つねに圧力をかけている状態で滑走する技術で、身体の上下運動はほとんどない。脚部の筋肉を緊張させて荷重し続け、その緊張を弱めた一瞬にキッカケをつかんで切りかえを行う
バックカントリー(Backcountry)
ピステ以外のフィールドのことで、オフピステと同意語。そのような自然の山の斜面で滑るスタイルや、遊びもこう呼ぶ。もともとは裏山という意味
バンプ、バンピー(Bump bumpy)
斜面が真っ平らではなくデコボコの状態、もしくはコブ斜面のことをいう。「今回のコースはバンピーでむずかしい」などと使われる。これをわざとおおげさに作った斜面が、一般的に言うモーグルバーンだ


ピステ
(Piste)
滑ることを目的に整備された斜面で、指導標などがあり定期的にパトロールされる場所のこと。また斜度や難易度などにより、上級、中級、初級などグレードが設定される。一般的には、スキー場で定めたコースやゲレンデのことをいう
ビッテリーターン
極端に内倒し、雪面に手をつけて寝そべるようにカービングを行うターンのこと。セルジュ・ビッテリーという人が最初に行ったために、こう呼ばれるようになった。ユーロカーブともいう


フォールライン
(Fall line)
斜面を下るのに、最も傾斜があり距離も短く、そして早いラインのこと。最大傾斜線。言うならば、もしも不注意でスノーボードを流してしまった場合(絶対あってはならないこと!)ボードが落ちていく道筋がそれである


山まわり

ターンで、フォールラインから次のエッジの切り替えまでの部分をいう。ターン後半


リップ
(Lip)
壁状の地形の角の部分のこと。または、ハーフパイプの壁のトップの端の部分
リフト(Lift)
ボードの水平面に対して、エッジ方向(トゥサイドとヒールサイド)の角度をつけること。ハードバインディングでは重要な調節で、カントと合わせて行うことが多い


レギュラー
(Regular)
フェイキーではなく、通常の状態で滑っていることを一般的にこう呼ぶ。また、レギュラーフット、レギュラースタンスの省略で、基本姿勢で左足が前にくるライディングスタイルのことである。


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